コラム

column

避雷針の「お迎え放電」と「誘導雷」ってなに?

こんにちは、航空障害設備の専門業者アスモ電工合同会社です。
愛知県海部郡やあま市などの中部地方で、送電線鉄塔や気象観測装置の設置、航空障害灯に関する工事など、人々のインフラを守る特殊な電気設備工事を行っております。
弊社では、避雷針工事も業務内容のひとつです。
今回は、そんな避雷針の「お迎え放電」と「誘導雷」についてご紹介いたします!

避雷針のお迎え放電とは?

作業する人たち
雷は無差別に地面に落ちているわけではありません。
地面側から引き寄せるものがあることによって落ちます。
この性質を利用して、避雷針は先端から放電して避雷針に雷が落ちやすいように誘導しているのです。
雲の底から地面に向かって出ている先行放電を引き寄せるために、避雷針から出す放電を「お迎え放電」と呼びます。
避雷針に雷が落ちると、地面に埋めた銅などの金属性の電極(アース)に向かって流れていく仕組みです。
しかし、実際には雨で濡れた建物の表面にも電気が通り、電子機器や内部の設備故障が起きやすいといった問題もあります。

誘導雷ってなに?

雷が落ちた際に雨に濡れた建物表面に電気が通ることで、建物の構造やそれに沿ったさまざまな配線に大きな電気を流してしまうことを「誘導雷」といいます。
別名「雷サージ」とも呼ばれています。
避雷針に雷が落ちれば安全に地面に電気を流すことが可能です。
しかし、誘導雷があることで、建物内部の付帯設備や電子機器を守ることは難しいでしょう。
建物内のパソコンや電話だけでなく、エレベーターやポンプなど電気設備にも不具合を起こしてしまいます。
雷が避雷針に落ちても、完全に安心できるとは言い切れません。
とはいえ、避雷針工事が行われることで、落雷における事故や怪我が大幅に軽減されていることも事実でしょう。
今後とも、大きなトラブルを未然に防ぐため、弊社は丁寧に避雷針工事に携わってまいります!

アスモ電工合同会社で働きませんか?

5つのヘルメット
アスモ電工合同会社は、航空障害灯設備工事や人々が生活する上で不可欠な地域のインフラをともに守る人材を募集中です。
「未経験だから不安……」とお考えの方でも、経験豊富な先輩職人が丁寧に指導いたしますのでご安心ください!
経験者はもとより、未経験の方やその他異業種からの転職をご希望の方まで、広く歓迎しております。
電気工事士の求人に興味をお持ちくださった方は、お気軽に採用情報フォームからご応募ください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。