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前段取りの大事さ。

皆さんこんばんは。奥です。今回はS県O市におきまして、航空障害灯の一次側の施工での報告です。

航空障害灯は、同じ電力会社でも【送電】側と【配電】側で財産の責任分界があります。航空障害灯自体は送電側の方になりますので、100Vを貰うための施工が必須です。

ただ、今回紹介するのは鉄塔に引き込む為のDV線を張る工事です。ポール1~ポール2~鉄塔の2つの区間を延線するのですが、ポール間で約80m弱あります。僕は初めて行う作業なので、社長や先輩からアドバイスをもらい、施工の為に必要な道具や施工方法のシミュレーションをして臨みました。また流れを画像で紹介します。

ポール間でDV線を伸ばす段取り中です。
ポールに昇柱する為のステップボルトを取り付けます。
いざ昇柱!胴綱も確実に使用します。
地上から約10m。必要工具・材料を荷揚げします。
DV線のたるみの下弦の位置をマーキングする為、もう1人昇柱します。
DV線を張ります。金車とロープを使用し、慎重に引っ張ります。
奥の方に作業員がいるのが見えますか?(笑)この間が約80m弱です。
マーキングした、たるみの下弦をレベルを使用し測定してもらいました。
次は鉄塔~ポール間に張る為の段取り中です。
ポール間での延線完了状況です。
反対のポールから見た完了状況です。

色々と事前に工具を用意しましたが、結局はロープと手引きで規定の位置まで引っ張る事が出来ました。このDV線は引っ張り過ぎても、引っ張り足りずにたるんでもいけません。きちんと規定の位置(地上高やたるみの幅の値)が決まっているので遵守しなければならないのです。

 ただ、結果オーライではいけないので、事前の段取りと施工のシミュレーションは大事だとつくづく思いました。

また報告したいと思います。長文に付き合って下さりありがとうございました。

署名

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